《傾かざる赫の天秤》第一話・インターミッションその1

以下のように発言色を分けています。

GM発言

GM 雑談など

PC発言

PL発言、雑談など

PC発言

PL発言、雑談など

PC発言

PL発言、雑談など

PC発言

PL発言、雑談など

シーンリスト

2020/1/14

それじゃあ、今回は赫の天秤第一話、そのインターミッションの回ということで

1つ共有メモを用意しました ひとまずGMが用意したシーンは3つあります 他にもPC同士でこういうのやりたいのとかありましたら、ここにメモするなりしてやってってください

メイン(無印)はGMシーン優先で使わせていただきます

はーい

はーい

ラジャです

イエッサ

とりあえず、まずは『されど天秤は揺らがず』からやっていきましょうか 他のみなさんもヤジをいれるなりシーン作るなりどうぞご自由に

一応GMも1人くらいまでなら分身可能なので NPCを呼びたくなったら言ってください

シフラさん、準備は大丈夫でしょうか?

どうぞー

ではやっていきますねー

とりあえずシフラは1個ソロ作ってきてはいるけど

立ち絵あるのでメイン1空いてからにします

はーい

あとは様子見てから追加するかも

『されど天秤は揺らがず』

【Some Place We Called Home】

from This War of Mine OST(Piotr Musial)

シフラ・ニ・ライリーの元にアンジェラが訪れたのは、君が赫の天秤に保護されて程なくしてのことだった。
君の仮宿となったアジトの一室の扉を、アンジェラがゴンゴンと叩く。

「起きてるケ? おまえ様に客が来てらァ」 ゴンゴンゴン

一旦反応どうぞ

メモ書いてた 了解

「……何よ、いったい」 ぶつくさ言いながら扉を開ける

「客が来てンだ。おまえ様、社会復帰がしてェッつってたロ? そのツテさね」

今この場にいるのか、それともアンジェラ一人で呼びに来たのか

アンジェラ1人で呼びに来ました

了解です

「あー……」 納得いった様子

「その人は今どこに?」

「ヤツは会議室に待たせてる。今から行けるケ?」

「ちょっとだけ準備する。すぐ行く」 一旦引っ込む

「わかったヨィ」

という感じで行ったということでいいです

はーい

「……サテ、準備は良いカエ? 会議室はこっちだ、付いて来な。はぐれねィようにナ」

岩肌そのままの地下通路は、不思議と寒くはないものの、一寸先も見えない程に暗い。
だが、シフラにもこちらに来た時に携帯ライトが支給されている。
君はそれを使うことも出来るが──その前に、アンジェラが手に持ったランタンを掲げた。

「Ma num ra gyen titilia lir──」

短い詠唱が、燃料も何も入っていないランタンに光を灯す。
十分な光量で周囲を照らすランタンを、アンジェラはユラユラ揺らしながら君を手招きする。
シフラがはぐれていないか、しきりに気にするように振り返りながら、彼女は歩き出した。

マッチの代わり詠唱

魔法ランタン。すき

すき 便利だなぁ

わかる

こういう便利系ヒュムノスをガンガン使ってアジトは成り立っています

二紀はたぶんこゆとこ使い勝手いい

暗い通路は静かなものだが、歩けば時たま他の者とすれ違う。
フリッパーに荷物を載せて輸送をしている者、アンジェラと似たようなランタンを持っている者。
やがて君たちは、一つの部屋の前に辿り着いた。扉の隙間から、暖かな光が漏れている。

アンジェラがまたゴンゴンとノックして、しかし返事を待つことなく「入ンぞー」と扉を開ける。
部屋は小さなミーティングルームで、大きめの机が一つと、折畳式の椅子が並んでいた。
先客は3名。机から離れて設置された椅子に座り、分厚い本を広げているハノンと、シフラにとっては初対面の男女。
彼らはシフラたちの姿を見ると、席を立って丁寧に会釈する。

【Self Contained Universe (Reprise)】

from OneShot Soundtrack(Nightmargin (Casey Gu), ft Eliza Velasquez and Michael Shirt)

「お初にお目にかかります、シフラさん。僕はヨナ・ユリシス、『紅の慈善財団』という慈善団体の会長を務めてます。
 みんなには秘密で、この赫の天秤のパトロンもやっていますがね。そして、こちらは──」

「はい、初めまして。私はアイボリー・ユリシス、ヨナの妻で、紅の慈善財団の副会長です。
 さ、歩いてきてお疲れでしょう、席にどうぞ。もしよろしければ、お茶とお菓子もありますから」

この人だったか

この人です

あったかくうかん

わーい財団夫婦(内縁)だ!

w

そう言いながら、アイボリーは机の上の紙袋から、クッキーアソートの袋を取り出した。
その隣で、ヨナが水筒からコップに温かなお茶を移していく。

「アンジェラ殿の分も有りますから、よろしければどうぞ。ハノンちゃんも」

「あ、わたしも食べていいですか? わーい」 本を閉じて寄ってくる

「中々気が利くねィ」 どかりと席に座る

かわいい(かわいい)

ハノンチャンかわわ

ここで反応なりどうぞ

シフラさんが席に着いたら次いきます

ok

分厚い本の中身が気になる外野

ここで読んでるのは小説本か何かですね

普通にご趣味的な感じ…! なるほど

ハノンは待機時間とかの暇つぶしに色々読んでいます

暗いところで読み過ぎて目を悪くしないでね

立ち絵に眼鏡が増えちゃうよ

www

wwww

www

「初めまして。シフラ・ニ・ライリーです。
 この度はお手数かけます、よろしくお願いします。
 『紅の慈善財団』ですか?」 聞きながら着席

「ええ、一応公的な慈善団体です。各種福祉事業はもちろん、レーヴァテイルの権利の保護のため、色々とやっているのですよ。
 ……赫の天秤への協力も含めて」

シフラが席に着いたのを見ると、ヨナは自分の分のお茶を一口啜って、きりりと表情を引き締めた。
彼は自分のアルタートケースから、綴じられた資料を一束取り出す。

「貴方が何故リフレッシュされそうになっていたのか、その辺りは予めスカー殿から聞かされています。
 ……残念ながら、僕らの力でも、表向き犯罪者となってしまったレーヴァテイルを、真っ当な場所に戻すことは出来ません。
 ですが、貴方の嫌疑を晴らす為に手を尽くすことは出来ます。
 簡潔に言うと、僕はこの件でロゼット社を訴え、裁判を起こそうと考えています」

ヨナさんの悲しみ系表情すこ

ありがとうね

(ということは、ここにも来たことがあるのか。
 なんで「歩いてきてお疲れでしょう」なんて分かるのかと思ったけど)

ヨナはアジトの全容は把握してませんが、どういう風にできてるかは知っている感じですね

普通はアジトというと大っぴらに公開されているようなものではないし、ここは地下でよけい目立たないし

なんでかなーってちょっと思っただけという

いや どっかの悪代官のアジトみたいに表札が出てたりしたら別だけど

www

「ええと、それはつまり?」 もうちょっと説明が必要なようだ

「僕たちが行おうとしているのは、『シャノン』さんの名誉回復裁判です。……仮に上手くいけば、貴方は無事表舞台に戻れるでしょう」

「……ですが」 何か言おうとするが、その先が出てこない

ヨナがちょっと熱くなりすぎてるロール 入れちゃって大丈夫ですか?

どうぞw

「ロゼット社の食中毒事件は、僕も聞き及んでいる所でした。僕の知り合いにも、被害を受けた者が居ますからね。
 ですから、杜撰な捜査で無実の者を元凶としてでっち上げ、
 本当に咎められるべき者がのうのうと今日も過ごしている……そんなことは、絶対に許せませんよ。
 腐敗した組織を糾弾する為にも、貴方の名誉回復の為にも、僕は全力を尽くしましょう」

「……熱くなりすぎよ、ヨナ。貴方の悪い癖なんだから」 ぼそっと

真っ直ぐなお人やなぁ…

熱い 生きづらそうだ すきです アイボリーさんがなだめるのがエモ……

うん ヨナはこの時代、この世界ではあまりにもいきづらい性格してます

その熱で身を滅ぼさないで…アイボリーさんのためにも…

「?」 二人の様子を見てる

なんか訳ありの関係?みたいな感じの反応

訳あり とは

こっちから聞いてもいいかな?

いいですよ

えーと 確か……

「一つ気になるのが……世間的には、その事件はどうなっているのですか?
 二か月くらいずっと、捕まったりここに来たりで、外の情報に疎くて」

最終的に聞きたいのは「私はもう死んだことになっているのではないか」ってこと

その下地の質問だった

了解です

「ああ、そりゃそうですよね……まず、例の事件は、今の所解決したことになっています。
 『犯人』は捕まり、悪いのは全て『犯人』、この前の火災に巻き込まれて亡くなって、それで終わり……
 ……世間では、そういうことになっていますよ」

「解決『した』?」 過去形のところを強調して聞く

街グリルでシャノンさんも死んだことになってた。そうだったのか

イナミも、ついでに言えばナナさんも死んだことになってます 世間的には

(見入ってなんもできん)

やったぜ

やりました。

うん 死んだことになってるのに、表舞台に戻れるとはどういうこと?という感じのところを突いて

(絶望を引き出したかった)

というアレ

なるほどね

「ええ。……調査は既に打ち切られ、貴方の冤罪はこのままではもう拭えないでしょう」

「そうですよね……犯人は結局死んだ……でも、それなら」 一度切って

「『無事表舞台に戻れる』!? 筋が通らないじゃない!」

「仮に全てが上手くいけば、通りますよ。一度死んだことになったレーヴァテイルの面倒も、見たことがありますから。
 ただ、その……上手くいく可能性が低いのも、事実です」 申し訳なさそうに

「……」

「ま、上手くいきゃァ恩の字。上手くいかネかったらヨ、そン時ャココで暮らしゃァいい。
 確かにお天道様たァ縁遠い生活になるが、住めばどこでも都さね。
 あったかいメシ、ユカイな仲間、小粋なジョーク、おまえ様が好きかもしれんモノ……ここニャァ、そういうモンがある」

小粋なジョーク

死んで死体が残らないのも善し悪しなー

インフェルブリーズかもしれない

シャキーン

お天道様とは縁遠い(物理)

彩音回廊のすみっこ地下くらし

ちょっと考え中 次の台詞あるならどうぞ

了解です

「ええっと、それじゃあ、シフラさん。よろしければ、例の事件について、貴方の証言を聞かせてください。
 事件の詳細も、私たちが得られたのは、公式発表されたものだけでしたから……
 弁護士の方にどうにかしてもらうにも、色々情報が有った方が助かりますから」

「わかりました。えーと、どこから話していいのか……
 まず、配導盤の爆発、私が破壊したことになっていますが実際には順番が逆で——」 以下知っていることを話す

「ふむふむ……」 聞いたことをメモしていく

「——私はその属性の詩魔法は使えないのですが、隠していると言われれば反論も難しく——」

「……本当に大変でしたね」 話を聞きつつ

「——そのくらいです。私にとっても分からないことはたくさんありますが」

「ありがとうございます。お疲れ様でした、シフラさん。この聴取も、きっと役に立ちますよ。
 さて、これなら、当初の予定通りで大丈夫かな。
 僕の知り合いに声を掛けて、被害者の会を立てて、調査の強硬さ、原因究明の雑さを糾弾する方向性でいきましょう。
 ただ、それでも、上手く行くかは分かりません……あまり、期待はし過ぎないでくださいね」

「……そうですね」 ため息一つ

(『悲しまないで』『元気出して』系のことを言いたいが、言葉がうまく出てこない仕草)

「ま、まぁ、きっとどうにかなりますよ! 命も心も残っているんですから!」

この場で、ヨナたちからの話は以上です。シフラさんの方から何か聞きたいことがあればどうぞ

命も心も…重たい…

心、そのままだったらなくなるところだったし 命は世間的にはなくなったことになってるし……

(やっぱり、いっそのこと、全部諦めたほうがいいのかなあ。
 私のために勝つ見込みのまずない裁判を起こすとかいう手数をわざわざかけてもらっても……)

この後のほうはそこそこ長さがあります? それとも描写で終わりって感じです?

ええっとですね この後シフラさんのRPが良くなったら、ヨナたちはテレポートで退場し、一旦シーン切り替わります
で、切り替わった後のシーンで、裁判とかがどうなったかーというマスターシーンをそこそこの尺でやる予定です

了解です どうしようかな……

こっちのソロをここで巻き込んでもいいです?

おっ 良いですよ

了解です では回答をいったん保留したいという感じで言うので

それで一度切ってください

わかりました で、シフラさんのソロシーンをやるといった感じで?

です そこで想いの切り替えを演出する

わかりました

たのしみだな〜〜〜〜

「すみません、まだ、なんというか……決心がつかなくて。
 もう死んだ『シャノン』のためにわざわざ手間をかけてもらっていいのだろうか、と考えるとどうしても。
 だから……少しだけ、考えさせてもらってもいいでしょうか?」

「僕としては、この行為は手間でも何でもないのですが……わかりました。貴方の気持ちを尊重します。
 決心がついたら、こちらに連絡をください。ハノンちゃんや、アヴェルラさんやロンディーネさんたち輸送班に手紙を託してもらえれば、それが一番確実です」

「ごめんなさい」 悲しそうに言う

「大丈夫ですよ。ゆっくり考えましょ、時間はいっぱいありますから。ね?」

「……はい」

じゃあこの辺でシーン一度切っていいかな?

お願いしますー

自己紹介でなんとなく生やした子の名前使ってもらえてウレシイ

w

ロンディーネさんとチヴェッタさんは今後も名ありモブとして使っていくからな……

やったぜ

ワーイヤッター!アリガトー!

みんなも名ありモブを生やしてNPCを豊かにしよう!

やったー!

じゃあきっと敵にRT-80とかRT-99とか出てくるんだ……「後継機故にお前より高性能だ」

www

いいわね。

【The Last Goodbye】

from This War of Mine OST(Grzegorz Mazur)

『mortua ex facie』

ネオ・エレミア北3区。中心市街より北東に大きく外れたこの地域はベッドタウンとなっていて、
その中には良い住環境を求める者たちが住む戸建て住宅の区画もあれば、安アパートが建ち並ぶ区画もある。
前者の住人は大半が人間で、レーヴァテイルの住人は、人間の家庭の“家族”の一員として暮らしている者か
そうでなければ住み込みで働く者のどちらかに概ね分かれる。

ここ、西ソレイル通りは、集合住宅街のほうに分類される。
道の左右にはほぼ同じ規格で作られた古めかしい低層アパートが整然と並んでいて、
居住者以外の者にとっては壁面に大書された番地を表す数字以外で位置を把握することは難しいだろう。

そのような道を、番地を確認することもなく、慣れた足どりで歩む者が一人。
薄手のマントにフード——実際には廃品のシーツを再利用したものである——を身に付けている。
いかにも訳ありという出で立ちではあるが、すれ違う人から奇異の目でじろじろ見られるようなことはない。
互いに詮索はしない、そのような不文律がここのレーヴァテイルたちには定着しているためだ。

「……」

33と書かれた棟の前で彼女は立ち止まり、フードを少し上げて、並ぶ窓のうちの一つを眺めている。
ほんの2~3か月前まで、つまり彼女がシャノンという名前だったころにずっと住んでいた場所だ。
じっと見つめる彼女の表情は、まるで作り物のように硬く動かない。

使い古して端が汚れてきていた黄蘗色のカーテンは、もう取り外されているように見える。
買い換えようと思いつつも踏ん切りはなかなかつかなかったが、その機会はついに訪れることはなかった。

(次の人はまだ入ってなさそうかな)

彼女の私物であるはずのものが勝手に処分されているのは、彼女は法的には一度死んだことになったからだ。

“リフレッシュ”なる精神操作にはいくつかの段階があるが、その最も重いものは刑罰として行われる。
それは有体に言ってしまえば「レーヴァテイルのリサイクル」であり、
性格、価値観、自我、欲求——さらには知識や記憶の一部または全部が破壊され初期化される。
当然ながら、このようなリフレッシュを受けた者は以前と同じ生活を続けることは事実上不可能であり、
よって強制的に新たな人生に移行させられることになる。

彼女は少し歩を進め、ゴミ捨て場の所までやってきた。
よもやと思い雑多なゴミをつぶさに観察してみたものの、持ち物だったものはやはりもうないようだ。

(何かあったからといって……)

馬鹿みたい、と、口から零れる。

何の因果か、彼女は“生き残った”。だが、それでも、シャノンとは決別しなければならない。
それは彼女自身でも嫌というほど分かっている。にも関わらず、ここに来ずにはいられなかった。

彼女はさらに先に進む。36号棟と38号棟の間に公園があることを彼女は知っている。
申し訳程度に設けられた小さな公園はベンチがいくつかあるだけの何もない場所ではあるが、
有志により除草が行われるなど、環境はよく維持されている。

公園の一角にある掲示板は、本来はここの管理会社からの連絡事項を周知するためのものだが、
その目的ではとうに使われなくなっている。代わりに、周辺の住民が好き勝手に利用している。

(「お別れ会のお知らせ 31号棟のアイリーンさんは近々天寿を全うされます。つきましては——」)

文章こそ違うだろうが、おそらくはシャノンの名前もこうやって載っていたはずだ。
誰かが何らかの理由で“いなくなる”とき、遺された誰のものでもなくなる物を分配し——
あるいはゴミ捨て場から勝手に——欲しい人が受け継ぐことがある。
それは、なにかと不便な生活を強いられがちな彼女たちの、生活の知恵である。

いずれにせよ、シャノンの部屋の処分はもう終わってしまったようだ。
あまりに速く、早く、夙かった。彼女はそう思う。

都合の悪いことをなかったことにできるというのは、なんと罪深いことか。

彼女はベンチの一つに腰かける。団地に足を踏み入れた時より一段暗くなった彼女の表情とは対照的に、
先ほどまで日の当たっていた位置にある木製のベンチは、まだほのかな温かみを残している。

(実体がないのに他人から見えるのが幽霊だとするなら、
 実体があるのに他人から触れられず忘れ去られる存在は何というのだろうか。
 ……そうなってしまった私に、これからどう生きろというのだろうか)

いまや彼女は『文面上の死者』となった。
彼女は相変わらず生きているにもかかわらず、シャノンの全ては断絶された。
彼女の今までの全てはこれからは通用せず、それどころか足枷としてつきまとう。

(それならば、いっそ、あのまま刑を受けていたほうが……)

宙を彷徨っていた視線が何かに吸い寄せられるように止まった。同時に、彼女の思考も中断される。

(あれは……!)

ベンチから立ち上がり、少し背伸びをするようにして確認する視線の先は、
38号棟の2階、名も知らぬ誰かの居室のベランダにあるシェフレラ。
見やすい位置を探して周辺をうろうろすること一分ほど、ようやく鉢の姿を見て、確信する。
間違いない。シャノンの部屋にあったものだ。

買ってきてから十数年。最初は小さかった観葉植物はぐんぐん育ち、植え替えをしたら人の背丈を超し、
それでもなお伸びようとするのを剪定して抑えるなど、時々手をかけてきたものだった。
まれに花を咲かせることもあるらしいが、結局それを見ることはないままシャノンは“死”を迎えた。

シャノンはけして良い所有者ではなかった。仕事の忙しさにかまけて放置することは多かったし、
水やりも不安定、さらには剪定したらしたで切りすぎてしまったこともあった。
それでもこの小さな木は枯れることなく耐え、へこたれることなく育ち続けた。

「……」

彼女は思わず手を伸ばそうとする。腰の上の高さまで上げられた手は、しかし、そのまま再び下ろされる。

誰であろうと、人一人が生きた証を全て消し去りきることはできない。
それがレーヴァテイルでも人間でも、この世界で誰とも関わりを持たずに生きることはできない。
ゆえに、不都合を滅却しようとする者は、いずれ世界の全てを滅ぼさざるを得ないことになるだろう。

シャノンの無念はきっと誰かに受け渡された。だから、彼女は“生き残る”ことができた。
そして彼女は気づく。シャノンの想いを一番受け継いでいるのは——

(そろそろ行こう。生きていれば、きっとまたここに帰ってくることもある)

僅かに頷いてから、元通りフードを被る。
ここに来た時にはあった口元の強張りは、今は少し緩んでいるようだ。

目に焼き付けるようにもう一度だけベランダの緑を見やって、シフラは公園を後にした。その心はもう決まったようだった。

ああ〜〜〜〜〜〜

とてもよいものを読んだ……

以上です

ありがとうございました

おつかれさまでした!

よき……

おつかれさまでした シフラさんとうとい……

ということで

やってくださいという回答があったという体で残りはどうぞ

了解でーす

ああ〜〜 永遠がある〜〜〜

入れるタイミング迷ってたけどいい感じで入れられた

助かる

FAQ Q:シェフレラ? A:名前が似たのは偶然です

ググったら似たようなのうちにいた…確かにあいつめっちゃ強い

いたw

300円のクセに…!

【神は我が力】

from メギド72 music collection vol.3(寄崎諒)

『されど天秤は揺らがず・その後』

後日。シフラからの『やってください』という旨の手紙が届けられて、すぐのことだ。
紅の慈善財団の本部、その会長室には、ヨナとアイボリー、それからもう1人の姿があった。

「食中毒事件の捜査の杜撰さを追求する、ですか。いつもとはまた、随分と毛色の違う依頼ですね」

パンツスタイルのスーツを華麗に着こなした、壮年の女性の名は、サフィール・F・コクマー。
紅の慈善財団に継続的な寄付を行っている者の1人であり、界隈にその人ありと謳われる敏腕弁護士でもある。
彼女は慈善財団がテロ組織とつながりを持つことは知らないものの、
劣悪な雇用主からレーヴァテイルを合法的に救い出す際に、八面六臂の活躍をしている。

「ええ。先日、被害者の方に話を聞く機会がありまして」

「でも、当局はとっくに事態を収束させて、犯人のレーヴァテイルも、この前の火災で死んでしまったのですよね?
 今になってそれを蒸し返そうとするのは、あまり賢いやり方ではないと思いますけど」

「愚かなやり方であることは、不正を放置する言い訳になりますか?」

ともすれば挑発するような言い方に、サフィールはニヤリと口角を上げて返す。

「いいえ、いいえ。これは実にアタシ好みの案件です。
 杜撰な捜査体制の糾弾。ともすれば冤罪だったかもしれない者の雪辱。そして再発防止への働きかけ。
 素晴らしい、これこそ『正義』というもの! 今のこの世界に足りないものです。
 アタシはこういう案件のために弁護士になった、そう言っても過言ではありません」

サフィールさん立ち絵かっけぇ……!

外道も無理も撥ねとばす、道理の暴走機関車です

道理の暴走機関車かっけぇ

コクマー

いいぞお

うむ コクマーなんですよね……

「貴方ならそう言ってくださると信じていました。
 では、早速動き始めてもらえますか。今ある分の資料はこちらに。依頼料は口座に振り込んでおきます」

「本当ならタダでもやってあげていいくらい、趣味の合う案件だけど……ま、それはそれ、ですね。
 被害者の会を立てるって事でしたけど、そっちの人集めはヨナさんに任せて良いんですね?」

「はい。サフィールさんには、事件の追及に専念していただきたく」

「あー、ほんっと、ヨナさんは理想的なクライアントですね。
 分かりました、必ずやロゼット社と行政のゲロウンコ野郎どもに、泣きベソかかせてやりますよ」

(この絶妙に口が悪いのさえなければ、完璧なのになぁ)

ヨナは穏やかな微笑みを、サフィールは生き生きとした笑顔を浮かべて、互いに固い握手を交わす。
かくして、『ロゼット社集団食中毒事件』への追及が始まったのだった。

ゲロウンコ野郎

実によきビジネスパートナー関係性

【Self Contained Universe (Reprise)】

結論からいうと、ヨナの立ち上げた被害者の会による訴訟は、おおよそ勝訴という形で終わった。
原因捜査の杜撰さは捜査当局も認め、直接の原因となった機材故障後の措置が不適切であった件も、
サフィールの手によって徹底的に暴かれ、糾弾され、ロゼット社の信頼を失墜させた。
同社の製品を買い控える動きにまで発展し、最終的に重要役員が辞職するにまで至ったが、
しかし元凶が警備員だったレーヴァテイル・シャノンであるということは、ついに覆らなかった。

おお

見事に勝ってる件

サフィールがものすごく頑張りました

これはめちゃくちゃがんばった……サフィールさんしゅごい

ですな サフィールさんしゅごい

元ネタの会社のほうはこの事件とそれが遠因となった食肉偽装でぶっこわれたからねえ……

これだけやってくれればシャノンも浮かばれると思う

(死んでない)

「連中も強情ですね……すみません、ヨナさん。力が及びませんでした」

「いえ、サフィールさん、貴方はよくやってくれました。
 ……捜査の不正、組織の腐敗は暴けても、死んだレーヴァテイルの名誉には、誰も興味がないのですね」

「被害者の会も薄情ですよ、全く。多額の賠償がされるってなったら、急に大人しくなっちゃって」

やはり世の中リーフか……

「……仕方ありません。人間なんて、そんなものです。
 だからこそ、貴方のような人材は貴重なのです。今後も頼りにさせていただきますよ」

「……ええ。ヨナさんみたいな資産家がこの世には居るんです、まだ捨てたものじゃありませんから。
 それじゃあ、今日はこれで失礼します。またお会いしましょう」

ぺこりと会釈して、サフィールは会長室を後にした。

ヨナとアイボリーだけが残った部屋で、唐突にヨナがどすんと机に額を打ち付ける。

「ぐやじいっ……」

「……メガネ、割れちゃうわよ」

「……」 一旦起きてメガネを外す

「うっ、ぐうぅぅうぅううぅ……僕は無力だ……レーヴァテイル1人救えない……」 また突っ伏して呻く

「……ヨナ」

肩をいきらせ震わせる夫の背を、アイボリーは優しく撫でさする。
一つに束ねた長い髪を梳き、ハンカチを取り出して、行き場のない怒りと悲しみを宿した涙を拭った。

ン゛ッッッッッッッッッッ

はいはいはいはいwww

こういうとこ見られる我々は疑う気なくなるんだ…スカーさんがんばえ……

「とにかく、お疲れ様、ヨナ。今日は早めに休みましょ?」

「……ええ、そうですね。ただ、その前に、報せを書かないと」

いくばくか、精彩を取り戻した顔を上げ、ヨナはメガネをかけ直す。
ペンと手紙用紙を机の上に広げて、はぁ、と暗いため息を漏らした。

「……難しいでしょうね」

「というより、無理じゃないかしら。流石に……」

「ああ……本当に残念です」

事の顛末、裁判の結果、そしてこれ以上紅の慈善財団に打てる手が無い旨──
整った文字ですらすらと書き記し、宛名のない封筒に収める。
この慈善財団本部の隠し地下室、そこは赫の天秤アジトとのやりとりの窓口。
今夜、ロンディーネがそこに来る予定だ。その時に、これをシフラに届くよう託す。

これでGMが用意したシナリオは以上です。ヨナからの手紙を受けて、シフラさんのリアクションとかありましたらどうぞ

了解 ちょっと待ってね

ヨナさん、性癖にガン刺さりして突っ伏して呻いた ひーんしゅき……(今復活)

うふふ

手紙を受け取ったシフラ。
文面は彼女の当初の願いに応えたものではなかったが、しかし彼女の表情にはあのときのような暗さはない。

「私自身の件については仕方がない。最初から分かっていたことだった。でも……」

裁判とロゼット社の顛末——経営が傾くまでになったことも含め——はすでに彼女も聞き及んでいる。
不満点があるとすれば『なぜこのようなずさんな捜査が行われたのか』についての究明がなかったことだが、
それを指示しただろう“大物”たちへの復讐の手段が断たれたかというと、そうでもない。

「過去は消え去らない。過去に復讐される日を楽しみに待っていなさい」

不穏な笑みを一つ浮かべて、彼女は再び手紙に向き直る。

カッコイイ…!

いいわね〜〜〜

シフラさんかっこいい……

「さて、どう返事しようかなあ。この痛快な感情をどうやって表現したものか」

そうして彼女は机に向かうのであった——

OKです!

ありがとうございました!

おつかれさまでした!

一撃目から濃密なシーンだった いやはや ありがとうございます

「過去との決別」をひっくり返すのがこっちのソロのテーマだった

いい感じになってよかった

いや〜シナリオフックがいっぱいですねえ ウフフ 拾えると良いね

見るの楽しすぎて反応できんかった 自分のシーンも考えんと

77はどうしようかなあああああ

シーンリストに追加

こっちは軽いので次回でもいい

ちょっと勉強するか……? 不服そうにしながら社会勉強

まずは名前からですね

あなたの名前は?

RT77です。それ以外の名前はないです。

やばい!

ではヴラさんの方大丈夫でしたら、爆友ムーブやりますか

いってらっしゃー

いけマスター

ではとりあえず、爆友ムーブの方から アヴェルラさんのシーンは次回になるかもです

いけ! ピカチュウ! の逆がいけマスター

ポケットジェノム?

とりあえずヴラクトゥアスさんのところにフレアが押しかけようと思うんですが、普段ヴラさんは何をしていますかね?

そうっすねー……雲海で釣りを少々……

アジトに下に貫通しちゃったとこあるとかないとかありましたので

アジトの底にちょっと穴開けてー

ワカサギ釣りのノリ

www

なお釣れるとは言っていない

釣果? 今まで0です

釣れないのwwwww

釣りレベル低いから海水パンツばかり釣れる

了解です じゃあそのつもりで導入していきますね

はーい

『友情は爆発だ!』

【ボコリングマシン】

from DELTARUNE Chapter 1 オリジナルサウンドトラック(Toby Fox)

赫の天秤アジト深部。そこには、拡張工事の結果大地の底に到達し、穴が空いてしまったところがある。
もちろん、立ち入り禁止区域に指定されているのだが、そんなことなど気にせずここに近く者もいる。
雲海に釣り糸を垂らすヴラクトゥアスもまた、そういった者の1人だった。

さて、ルール無用の闖入者が、今日はもう1人──

「ヴラ君ヴラ君ヴラ君!」

ヴラクトゥアスの元に、すっかり興奮した様子のフレアが駆けつけてくる。
雲海に釣り糸を垂らしているのを見て、衝突しそうになったのを寸前でこらえた。

というか釣り糸雲海に届いてないのでは かなり距離あるし

釣る対象を鳥にしたほうが釣れるかもしれない

といったところで一旦反応どうぞ

「……ん? おや、フレア嬢ではないですか。何かありました?」今気づいたとばかりにゆるく顔を向けて

「うん、釣りしてるのに邪魔してごめんね。
 この前、ナナちゃんたちが持ってきてくれたヒュムネクリスタル、有ったでしょ? アレの1つの中身がわかったんだー! ヴラ君に真っ先に教えたくて!」

「いえ、構いませんよ」言いながら竹の一本竿をあげる。先には針の代わりに重しがくくってあるだけの糸がぷらーん

「それはそれは! このようなところでは何ですし、もう少し温かいところでお聞かせ願えますか?」
 割とぞんざいに竿を立てかけ片して楽し気な表情

「オッケー! ここから一番近い部屋はー……確かあっちの方だったよね?」 通路の先を指差し

「そうですね、参りましょう」と歩いて部屋まで行きましょう

君たちは立ち入り禁止区域を離れ、最寄りの部屋にたどり着く。
ここは使われていない部屋のようだが、埃をかぶった椅子は残されていた。

「じゃじゃーん! これ!」 バッグの中から資料の束と、1つのヒュムネクリスタルを取り出す

「問題です! このヒュムノスはどんな効果だったでしょーか?」

寿司飯をほどよく冷やすヒュムノス!

この問題は適当に答えていただいて大丈夫です

「さすがにノーヒントでは難しいですね……もう少しなにか頂けませんか?」

「しょうがないなあ、じゃあ大ヒント! ボクとヴラさんが大好きなアレです!」

「それはまさか……」ぷるぷる震えて「街一つを火の海に沈めるような大規模のヒュムノス……!」

ツッコミ待ちのボケ

「ぶぶー、残念。そこまでの規模じゃなかったんだなぁ。
 でもすごいよー、これ。謳ったレーヴァテイルをね、綺麗な宝石のカケラみたいにして爆発させるヒュムノスなんだ!」

自爆型ヒュムノスじゃねーか!

ひえっ やべーヒュムノスだ

やばい

ほー

つまり人間爆弾

CSの中に、爆弾が!

77にふさわしいヒュムノスだ……

だめだよbyスカー

はいそこ生徒指導室まで来なさい

でもほんとぱっと見は綺麗ですね……美しく散る

「くっ、それは残念です。ですがそれも中々……一度と言わず二度三度見てみたいものですが、実用は難しそうですね……」

「そうでもないよ? 身体の一部だけにするとか、自分じゃなく敵を対象にするとか、そういう改造が出来れば……
 ……この後、このヒュムネクリスタルの中身、スカーさんにも報告するんだけどさ。多分封印されるだろうねー。勿体無い……」

「我が組織に栄光あれ—!」

チュドーン

そんなー

生徒指導室でひどいことされるんだ……人道を説かれ、社会の常識を教え込まれるんだ…・・

弾数的には効率悪そう…むりくり謳わせられるならそれこそカミカゼさせられるわけだが

髪の毛くらいまで対象絞れたら大分…

自分の一部分……? 腕だけ爆破して義手に換装すれば……

またそうやってナナさんは自分の身を自分で削っていく……! 社会勉強 急務 どうしましょうね

右手一本で敵を粉砕できる なんと敵の身体に突っ込んでから爆発させるとダメージ2倍!

「なるほど……しかし封印されてしまえば研究もできずと。私も何かお力添えできれば良いのですけれどね」

「…………ねぇ、ヴラ君。ボクのヒュムネコード教えるからさ、こっそりボクにこれダウンロードしてくれない?
 そしたら封印されても研究出来るし、ねね、お願い?」

そんな…ヒュムネコード握っちゃうなんて…!

君は受け入れてもいいし、断っても良い。

自爆フラグで草

w

フレアちゃんヒュムネコードを……!? 自爆フラグは草

まあダウンロードバレて仲良くお叱り受けるとこまでセットしとこ

誰かのおやくそくの欠損キャラを増やす下準備……?

誰のお約束ですか誰の!

お約束www

い  つ  も  の

最近は欠損させてないよ!! ホラ! 今日出てきたキャラ全員五体満足ですよ!?

今の所は……

w

今後欠損するんだ……おれは詳しいんだ……

「最近は」、笑うんだよなぁ

確かに今日はいないけどスカー殿のひだりめは……どうなんですか……?

ないよ

スカー殿は左半身不随です

ほんとに今日限定だった件

「その手がありましたね。では協力致しましょう」おお、とばかりに手を叩いて

「ヤッター! やっぱヴラ君に相談して正解だったや。えーっとね、ボクのヒュムネコードはねー……
 D14751100142_FEHU_SEIYOU-Co_ARTONELICO。ヘンなコードだから覚えづらいかもだけど」

ワシなら絶対覚えられないな一回聞いただけだとw

わかる

「…………はい、いけそうです。唱え間違えたら謝罪しますので」もごもごとコードを口内で復唱して

「謝んなくていいよ、ボクだってこのヒュムネコード嫌いだし、変えられるなら変えたいし」クリスタルを持って構え

「では、ヒュムネクリスタルの方を。名前も解読済みですよね」

「うん、『EXEC_BIG=RIP/.』だって。よろしく!」

ビッグリップときたか

R.I.P

ビッグリップ 宇宙終焉仮説の一つ

多分製作者も適当につけたし私も適当に考えた()

なるほど…?w

w

「任されました。……Was yea ra chs hymmnos yor en chsee fwal fwal yor...
 exec drone hymmnos BIG=RIP enter D14751100142_FEHU_SEIYOU-Co_ARTONELICO ……どうでしょうか?」

ヒュムノス打てる貴重な機会をありがたく(なおスペル)

しょうがないね……

次はヒュムノススペルじゃなくてテル魔法でいこう

拡張きたらやりますネ……

拡張……したいね……

頑張って考えるネ

ヤッタね

「…………キタ……キタキタキタキタ……
 きーたーぞー!!」 大声

キマってて草

「ふふ……その様子でしたら成功のようですね。いやはやよかった」

「うひゃー……こりゃすごいや。やっぱ自分でダウンロードするのが一番手っ取り早いよねぇ……ほわわ……」ちょっとぼけーっとしている

「何がともあれ、ありがと、ヴラ君! これで心置きなくスカーさんに報告出来るよ」

「いえいえ、お役に立てたなら何よりです。ビッグリップの研究も応援していますよ。今度は一杯やりながらでもいいですしね」爆薬一包的な意味合いで

「うん! またたっくさんの爆破が出来ると良いねぇ」

とまぁ、爆友ムーブの方は、こちらから用意した話はこれくらいです

ヴラさんから振る話題とか、聞きたいこととかあればどうぞ

でも特に聞きたいことないから報告持って行っていいのよ!

じゃあ報告して、DLしたってバレて叱られましたーみたいな地の文で〆ようと思ってますが

了解です!

「あれは近年最高の出来でしたからね……報告ついでに請願願えると私も助かります 」

「オーキドーキー。がんばる!」

ワインみたいに言う

草なんだよなあ

その後、フレアはビッグリップのヒュムネクリスタルの解析結果の報告をスカーに上げた。
しかし元来の実直な気質が災いし、ヴラクトゥアスにこっそりダウンロードしてもらったことがバレ、
2人揃ってスカーにきついお叱りを受けたのは、また別の話である……。

これはもうコギト連帯取らなきゃ…のキモチ

ウフフ いんたみ コギトの種にしてね

誰か暇な人ー! 一緒に勉強しようぜー!

メイン2でー!

どうしようかなあ >一緒に勉強

はーいお勉強ー!

とはいったが……乗り物の乗り方以外まともに教えられる気がしねぇなぁ……しかし生徒側になるには年かさが

講師役に誰かNPC召喚する?

スカーに渡された本をぶっす−って顔で読んでいる予定なのでたぶん講師にならんでも

感情モリモリ出てる。いいぞ

いいぞいいぞ 情緒の発達

……スカーに先生してもらうという草な光景

草 良いですよ>スカー召喚

ナナさんの勉強するシーン どんな感じにします?

えーと、食堂かどこかで道徳の教科書を読んでいるようなシーンにしようかと

なるほどなるほど

じゃあそんな感じで、ナナさんのお勉強シーンの導入、お願いできますか?

あーい

『急務:社会勉強』

そう断じたスカーに押し付けられた本を手に、食堂でRT77……通称・ナナは本に目を通す。

小さな子供に与えられる教科書。それを眺めながら、普段通りの無表情で、彼女はじっとそこに佇んでいた……

「……非効率的。謎の言葉が並んでいる」

というわけで誰が話しかけてもいい状態になりました。誰も話しかけてこなければ作者の気持ちを考えた結果の行動をとります。

作者の気持ちを考えなさい、の部分を見てRT77は首を傾げる。

「ナナ、どしたの」スキマ時間のフライトを終えて食堂に入ってきてすぐ、首を傾げて止まっているナナに気づく

「アヴェルラ。帰還、お疲れ様。スカーから勉強の依頼。意味不明な文章」

食堂で飯も食わずに読書をする勤勉家の鏡

ご飯もたべろよ!

ごはん……?(不思議な顔)

まあ実際食べている(量は少ない)

「ただいま。お勉強するのはえらい」軽く頭をなでる「どこがわからない?」教科書をのぞく

ナナさん すっかり子供扱い かわいいね……

見た目8歳実年齢2歳やぞ かわいい盛りじゃ

目に入れてもなんとやら

「ここ。「この文章を読んで作者の気持ちを考えなさい」 作者は”余計な仕事を増やしやがって”と考えたようにも思う。文章が少しやけっぱち」

「あー……」納得顔「それはよくある、でもよくない問題。きっとナナの考えも正解だけど問題の趣旨とはちがう」

「理解不可。問題文に沿った回答を当機は行っているはず」

「うん。問題文にそってるはずの答えが出題の意図から外れる。だからよくない問題」

「……人間は不可思議。難解、かつ、変幻自在。アヴェルラは、他人の心を理解できる?」

「たまにわかるけど、いつもはわからない。それに、心はいろんな気持ちが同時に渦巻いてるから、全部を答えるなんでほんとうはむり」

アヴェルラさん優しいなあ……

「でも、こういうときにどう書くといいかはわかる」

「それは?」

「作者がこの文章で伝えようとしていることをまとめて、それを伝えようとしている、って書く」

「コトバは伝えるためにあるものだから、そう書けば外さない」

「理解した。もしこれをすることになる時が来るなら、そうする」

「……当機には、難解。でも、アヴェルラが優しい、と言われることは理解できる」

「やさしい、かな。わたしは好きなことやってるだけだから」

「他人へ言葉を投げかけることができるのは、優しい人だと聞いた。……当機は、拳でしか解決できない。だから、優しい」

「なら、ナナもやさしい。スカーに言われたからだとしても、ナナは今がんばって勉強してる。
 拳だけで解決したいんだったら、べつに勉強なんてしなくていいのに」

「当機が? ……まだ、わからない。それを理解できるほど、当機は理解を出来ていない」

「今ナナは、わたしとこうやってお話してる。これも他人に言葉を投げかけて、受け取ってる。ちがう?」

「肯定する。アヴェルラと、当機は、会話をしている」

「うん、そんなところから慣らしてけばいい。フリッパーだって最初に飛べるようになるまでが大変」

「理解した。アヴェルラ、感謝」こくこく、と頷いてから

「食事を摂取する? それなら準備する」

「どういたしまして」と笑って返してから「うん、ちょっとおなかすいた。ナナも一緒に食べる?」

空を自由に飛びたいな

77が移動力を手に入れたら凶悪になるのでは

そうですね

連れてってあげるよ

やったー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

飛べるさ、二人でなら…

「……少量だけなら。それと、アヴェルラ」

「ん?」

「当機に、愛称は必要ありません」ぷいっと顔を背けてから食事の準備を始めます

ノルマ達成

ノルマ達成

いつもの

返答もらってシーン閉じましょうかね

「そっか。でもナナの方が一言で言えるからはやくて好き」ならんで一緒に準備をはじめます

「そういう問題ではありません。人はしっかり正式な名前をーーー」

というRT77の訴えが長々と始まったあたりでシーンエンド。

はやくて好き この価値基準すき

ええなあ!

おつかれさまでした!

というわけでここでしーんをとじます

あーるてぃーななじゅうなな。確かに長い

ワーイナナちゃんカワイイ!おつかれさまでした ありがとうございましたー!

ありがとうございますぅ……うちのこ面倒くさいんですぅ……

そしてもう0時…あっという間である

ほんとに 楽しい時間はあっという間

ですねー

あっちゅうまですな……

おつかれさまでしたー!

おつかれさまでしたー

お疲れさまでしたー!

サフィールはテロ組織に関わっていない、本当に善意の人だったりします なので正史で戦死しない数少ないキャラの1人でもある

ほうほう

なるほど 生存ルートが少なくとも1つ存在している人だ…!

ゲロウンコ野郎は笑った

元はもっと汚い言葉だったけど品性が働いた

あれでかw

「奥歯ガタガタ言わせてやる」みたいな予定だった

奥歯の前に何かあったわけかw

うんw

アイボリーが福祉の人ってところもちょっと出せたんじゃないかな

シフラとしては初めて会う人だったわけで 最初は軽く不信感出したけど
結果を見ればそれは払拭できたんじゃないかな
(なお第二話)

www しょうがないね……
まぁテロ組織に関わってる時点で……

爆友のほう
「街一つを火の海に~」が全然ツッコミ待ちのボケになってない件

そうだね……
多分ヴラさんもフレアもそんなヒュムノスあったら喜んで飛びつく

「作者の気持ちを~」はわりと都市伝説だと思う
道徳の教科書なんてなかった世代だからなんともだけど

作者の気持ちは国語でたまにある

見たことない 登場人物の気持ちならいくらでもあるんだけど

道徳は内容覚えてないや……

アヴェルラの回答は私の回答です
結局『作者の気持ち』とかいうスーパー抽象ワードがすべていけない

アヴェルラさんの回答だと

はやくて好きすき

わかる

愛称のがはやくて好きはわりと最初の方から絶対言ってやるぞと思っていた
通じる限りにおいてなにごともはやく済むほうが好き……
なので『作者の気持ち』を含む国語の問題全般も問題文から回答の類型をパターン化して当て嵌めてくタイプなんだなぁ

シフラさんのシーン 永遠〜〜〜〜!!!ってなりました

ありがとうございますー

第二紀の地獄にも永遠 あるんだなぁ 守りたいなぁ

永遠 >とは

シャノンさんの気持ちは形を変えて受け継がれて、受け継がれたものもきっとまた別の形で巡っていくんやなあって感じの気持ちです

あー

なおホルス右翼は落ちる(正史)

うん
>ゆえに、不都合を滅却しようとする者は、いずれ世界の全てを滅ぼさざるを得ないことになるだろう。
それがここ

かなしいね

かなしいね

シフラはRT77Gさんのことをまだトーキさんとしか呼んでないし
いずれ愛称で呼んでやろう
それはそれとして RT77Gさんに必要な勉強は道徳ではなさそうな気はする

そうかもしれないね……

そんな気もする

こっちでやったところのサブタイトル 意味は本文中で同じ『』を使ったところです
補足するのはそれくらいかな 小ネタだけはしっかり仕込んだ